2001年8月29日(水)
ガン保険や医療保険での法人税節税封じ
長期の定期保険を使う法人税節税策があります。「定期保険」というと掛け捨てのイメージが強いのですが、長期の定期保険だと契約当初は積み立て部分がかなりあります。若いうちは余分に保険料を払ってそれが積み立て部分に回ります。その後はその積立て部分が毎年保険料に充当されて、期間満了時には積立金はゼロになります。つまり定期保険でも積立金がかなり大きいのです。特に逓増定期といって死亡保険金が年々増加するものは、解約すると払込保険料総額に近い金額が戻るものもあるようです。
こうした定期保険を法人で契約すると保険料の多くが積立金になるにもかかわらずその保険料は会社の損金になっていました。つまり積立が経費になったのです。しかしかなり昔に課税の網がかかり、以前のような大きな節税メリットはなくなっています。
しかし課税の網には穴がありました。それはガン保険や医療保険です。一定年齢までの払込の終身契約が使われました。同様の効果が生じます。今回これが節税封じの対象となりました。保険料払込期間と保険期間が対応していないもの、例えば60歳まで払込でその後ずっと終身保障が続くものは、9月1日以降に払い込む保険料からはその一部しか損金になりません。たとえ以前からの契約であってもです。


